いろいろ部

「夜の公園には、おばけが出るらしいよ!」

学校でそんな話を耳にした。

 

「もう弟くんったら…おばけ…信じてるんだ?」

 

遊びにいった友達の家で。

お菓子を食べながらおばさんと噂について話をした。

 

──おばけに捕まったら、何かに挟まれて動けなくなっちゃうらしい。

 

そんなことを話しても、おばさんはただ笑うだけだった。

 

どうやら、おばけを信じていないみたいだ。

 

「そういえば弟くん知ってる?夜の公園って星がすっごくキレイなの。」

 

「特に、奥のトイレあたりがよく見えるらしいよ」

 

星。

明かりが多い都会だとあまり星が見えないけど。

あの公園はとても広いから、もしかしたら見えるのかも。

 

おばけのことも興味あるし、星も見てみたい。

そう思って、ぼくはこっそり、一人で夜の公園に行ってみたんだ。

 

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異世界夢想見聞録

「これ…私に…?うれしい…!!」

「ありがとう、勇者くん」

 

「ねぇ勇者くん、今日この後は私の部屋で…」

「え?勇者くん、どこか行くの?」

 

魔法使いちゃんが、何かを凝視している。

どうやら背後の荷物が気になるようだ。

 

「勇者くん、このホワイトデーのプレゼント…他にもあるみたいだけど…何かに使うの?」

 

結論ありきの質問を、彼女は問いかけてくる。

 

「私はもう貰ったわけだし…いらないよね、これ」

 

──そして、彼女はゆっくりと微笑んだ。

 

「だめだよ、勇者くん。持ち運ぶ荷物はちゃんと考えないと」

 

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妄想彼女日誌

「彼氏?いらねーだろ、んなもん」

「よくあんないちゃいちゃできるよなー」

「あたしだったら絶対無理だしやらせねーわ」

 

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