ちょいおね部

「オタクくんお疲れさまー。今日はありがとうねぇ」

「男手があるっていいわね~。次からもまたお願いしたいくらいだわ~」

 

「ねぇオタクくん…ふふっ」

「せっかく手伝ってくれたんだもの…お礼くらいさせて貰わないと」

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俺が彼女に堕とされるまで

恋愛技術書。

そこには、こう書かれていた。

 

「なるほど…」

「ヤンデレにはプロポーズが効くのか…」

 

いつ使うのかは疑問な技術だが。

しかし、そのタイミングは割とすぐに来た。

 

「オタクくん…好き…絶対…誰にも渡しません…」

 

彼女のペースに負けるわけにはいかない。

──俺は。そのために。学んだことをここで発揮した。

 

「結婚しよう!!」

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妄想彼女日誌

「ねぇオタクくん今あっちの人見たでしょ」

「オタクくんダメだよそういうの浮気だから」

 

彼女の指が絡まってくる。

「だーめ。恥ずかしくないもん。じゃあもっとぎゅってして?」

 

──女の細い指。しかしそれは、鋼のように硬く感じさせる程に。

強く、俺の手を縛る。

 

「ふふっ…一生こうしてたいな…オタクくんもそう思うよね…?」

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