俺が彼女に堕とされるまで

「お久しぶりです、オタクくん」

「私のこと…憶えていますか?」

 

急に連れてこられた島で。

俺は、彼女と出会い──

 

「私は…オタクくんのことを…」

 

「ごめん…俺…好きな子に、告白しようとしてて。そうしたら急にこの島に連れてこられて──」

 

「そんな…オタクくんには…もう…好きな人が…?」

 

──ごめん。本当にごめ…

 

「──かまいません」

 

…え?

 

──彼女は笑っていた。

 

ただし、その目は肉食動物のように。

鋭く──そして。

 

「必ず、私のことを好きにさせてみせます」

 

こうして、彼女の手による。

──俺が堕とされるまでの、カウントダウンが始まった。

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