本気で好きなら何でもできる

俺は、顔本立女かおもとためのことが好きだった。

 

しかし、彼女の口から聞こえた言葉は。

──期待したものとは違ったもので。

 

彼女の振る舞いはいつもと変わらない。

けど、俺の心はどこか宙にぶら下がったままで。

 

「ねぇ、青鳥あおどりくん」

 

友人である院州多絡夢いんすだらくむに連れられるまま、いつものように。

俺達は、放課後の教室に二人でいた。

 

俺こと、青鳥追太郎あおどりついたろう

女子ではあるが、親友といっても過言でない院州多絡夢いんすだらくむ

そして、顔本立女かおもとため

 

俺たち三人は、よく一緒にいることが多かった。

けど。

 

その日を境に。

俺たちの関係はどこか。

 

「キミのことが、好きだから」

 

──以前と、変わったものになっていった。

 

 

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