「彼女なんだから、名前で呼ばれて当然だよ」
なんで?
私のことは、苗字でしか呼ばないくせに。
…私は、彼女じゃないからダメなの?
…ううん、違う。
そんなこと、ない。
だって。
私の方が、先に──。
たろきちのHPだよ
俺は、顔本立女のことが好きだった。
しかし、彼女の口から聞こえた言葉は。
──期待したものとは違ったもので。
彼女の振る舞いはいつもと変わらない。
けど、俺の心はどこか宙にぶら下がったままで。
「ねぇ、青鳥くん」
友人である院州多絡夢に連れられるまま、いつものように。
俺達は、放課後の教室に二人でいた。
俺こと、青鳥追太郎。
女子ではあるが、親友といっても過言でない院州多絡夢。
そして、顔本立女。
俺たち三人は、よく一緒にいることが多かった。
けど。
その日を境に。
俺たちの関係はどこか。
「キミのことが、好きだから」
──以前と、変わったものになっていった。
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