妄想彼女日誌

女子達から笑われ、一晩中泣いて朝を迎える。

 

「どうしたの?目が真っ赤よ?」

 

ゴミ出しのために外へ出ると、声を掛けてきたのは隣に住んでいる女の人だった。

 

なぜこんな顔になっているのかを、彼女に説明する。

大の男が情けない話だが、それでも彼女は笑うことなく話を聞いてくれた。

 

「そうなんだ。でも、落ち込むことはないと思うの」

 

彼女は優しく、俺に向かって微笑む。

 

身体のラインがくっきりとわかる服装に、目のやり場が困りつつも。

 

「よかったらこの後、私の家でお茶して行かない?」

 

この世間話を自分から切ることはできなかった。

moukano_241231ft_001

 

おまけはfantiaに置いてます!よかったら見てね!(↓の画像で開きます!)

moukano_241231ft_007