獣人のお姉さんと知り合った弟くん。
どうやら獣人だけではクエストを受けることができないらしい。
「いやー、助かったよ弟くん」
無事クエストを終えた帰路の途中。
「よかったらさ、うちでちょっとゆっくりしていかない?」
獣人のお姉さんに連れられて、弟くんはその敷居をくぐる。
「…!?」
弟くんはまだ知らなかった。
異世界流、獣人流のお礼がどんなものかを──。
「…っ!!」
ドアは閉められ、室内に届くのはわずかな隙間の光のみ。
弟くんを囲むそれらの人影。
──これまで体験したことのない。
まさに、獣のようで。
人としての、賢しさと卑しさも含んだもの。
お姉さん達からの「お礼」からは逃れられない──。
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