妄想彼女日誌

女子達から笑われ、一晩中泣いて朝を迎える。

 

「どうしたの?目が真っ赤よ?」

 

ゴミ出しのために外へ出ると、声を掛けてきたのは隣に住んでいる女の人だった。

 

なぜこんな顔になっているのかを、彼女に説明する。

大の男が情けない話だが、それでも彼女は笑うことなく話を聞いてくれた。

 

「そうなんだ。でも、落ち込むことはないと思うの」

 

彼女は優しく、俺に向かって微笑む。

 

身体のラインがくっきりとわかる服装に、目のやり場が困りつつも。

 

「よかったらこの後、私の家でお茶して行かない?」

 

この世間話を自分から切ることはできなかった。

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異世界夢想見聞録

ついに魔王の元へ辿り着いた勇者くん。

 

「クックック…待っていたぞ勇者くん」

 

禍々しい邪気を纏ったその影。


──そう。

この旅の目的。

 

相対する宿命の相手”魔王”である。


「無駄話はいい。さぁ始めるとしよう」


今、ここで。

長き旅路は終わりを迎えるのか──?

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ここから飛べるよ!

お姉ちゃん界に呼ばれて

獣人のお姉さんと知り合った弟くん。

どうやら獣人だけではクエストを受けることができないらしい。

 

「いやー、助かったよ弟くん」

 

無事クエストを終えた帰路の途中。

 

「よかったらさ、うちでちょっとゆっくりしていかない?」

 

獣人のお姉さんに連れられて、弟くんはその敷居をくぐる。

 

「…!?」

 

弟くんはまだ知らなかった。

異世界流、獣人流のお礼がどんなものかを──。

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「…っ!!」

 

ドアは閉められ、室内に届くのはわずかな隙間の光のみ。

 

弟くんを囲むそれらの人影。

 

──これまで体験したことのない。

 

まさに、獣のようで。

人としての、賢しさと卑しさも含んだもの。

 

お姉さん達からの「お礼」からは逃れられない──。

 

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