彼女の好きと僕の好き

今日はバレンタイン

まったく迷惑な恒例行事だ。

そんな僕の考えと裏腹に、世間ではチョコレートの流通が加速していく。

 

ちなみに自慢ではないが今まで僕はバレンタインチョコを貰ったことは一度もない。

…周りがチョコを貰う中、ひとり惨めな気持ちを何度味わったことか。

 

だが、今年は違う。

僕はあることに気付いた。

 

チョコを貰えないんじゃない。

──チョコを、”貰わない”。

 

バレンタイン回避法。

──実戦の時が、来た。

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妄想彼女日誌

「オタクくんチョコ貰ったことないの?」

「じゃあ、私があげたらオタクくんの初めて…になるんだ…」

 

「ねぇオタクくん、その紙袋なに?」

「どうして私以外の子から貰ってるの?」

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本気で好きなら何でもできる

「──付き合おう」

彼が、彼女に発したあの言葉。

あの瞬間から、脳裏に焼き付いて離れない。

 

聞けばいいのに。電話があるのだから。

──でも、できない。怖いから。

 

青鳥あおどり…なんで…?」

 

翌日。

 

──聞こう。

いくら考えても、結論の出る問題じゃないから。

 

「あ…」

 

今、一番会いたくて。

同時に、顔を合わせづらい相手が。

 

──互いの、目の前にいた。

 

「青鳥…院州多いんすださんと…」

 

 

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