異世界夢想見聞録

ついに魔王の元へ辿り着いた勇者くん。

 

「クックック…待っていたぞ勇者くん」

 

禍々しい邪気を纏ったその影。


──そう。

この旅の目的。

 

相対する宿命の相手”魔王”である。


「無駄話はいい。さぁ始めるとしよう」


今、ここで。

長き旅路は終わりを迎えるのか──?

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異世界夢想見聞録

お姫さまが捕らわれていると聞いた勇者くんと魔法使いちゃん。

二人はお姫さまの救出に向かいましたが、魔法使いちゃんは乗り気ではないようです。


「ねぇ勇者くん、こういうのって軍の管轄だと思うの」

「勇者くん、このお城、何かおかしいよ?」

「警備の薄さ、兵士の質の低さ…やる気がまるで感じられないもの」

 

城の中にいた兵士の一人に話を聞いてみる。

「お、俺は雇われただけでっ!ただお姫さまがいい感じに捕まってるようぎゃあああ!!」


尋問の途中で、兵士は悲鳴を上げて倒れた。

魔法の類ではないらしい。

あらかじめ、装備の内側に何かが仕込まれていたようだ。


「本当に会うの?敵は全員倒したんだし報酬は振り込んで貰えばいいでしょ?」

 

しかし、もしも。

お姫さまが助けを求めているとしたら。

──その一点の懸念を晴らすために。


勇者くんは、その扉に手を掛けるのでした──。

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