異世界夢想見聞録

「これ…私に…?うれしい…!!」

「ありがとう、勇者くん」

 

「ねぇ勇者くん、今日この後は私の部屋で…」

「え?勇者くん、どこか行くの?」

 

魔法使いちゃんが、何かを凝視している。

どうやら背後の荷物が気になるようだ。

 

「勇者くん、このホワイトデーのプレゼント…他にもあるみたいだけど…何かに使うの?」

 

結論ありきの質問を、彼女は問いかけてくる。

 

「私はもう貰ったわけだし…いらないよね、これ」

 

──そして、彼女はゆっくりと微笑んだ。

 

「だめだよ、勇者くん。持ち運ぶ荷物はちゃんと考えないと」

 

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妄想彼女日誌

「彼氏?いらねーだろ、んなもん」

「よくあんないちゃいちゃできるよなー」

「あたしだったら絶対無理だしやらせねーわ」

 

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いろいろ部

試験を突破出来たご褒美に、大家さんが俺になんでもしてくれるということになった。

 

俺がこの部屋に住んでから、彼女には何かと気をかけてもらっている。

 

歳は10以上離れているが、俺を本当の弟のように…いや、それ以上に優しく。

また、時には厳しいことも言ってくれる信頼のできる大人の女性だ。

 

──そんな彼女だから。

 

俺は、一種の「賭け」に出た。

 

「で、オタクくん。ご褒美は何がいいかな。おいしいご飯?それともお部屋の片付けとかがいいのかな」

 

「…が見たい」

 

「えっ?」

 

「大家さんの…胸…が…見たい…です…」

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