ひしょとも!

「ふつおくんが女子と話してるーっ!」

「ひゅーひゅーっ!」

 

「どうしたの?ふつおくん」

「あんなバカ達のいうことなんて気にしなくていいのよ」

 

そして数年後──

 

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俺が彼女に堕とされるまで

「オタクくん…女の子と手を繋いだの…もしかして、初めて…ですか…?」

「うれしい…!」

 

「私が…オタクくんの…初めて…」

 

頬を紅くしながら。

微笑む彼女はぬるりと。

 

俺の手の隙間に──その指を絡ませてきた。

 

──その気になれば、振りほどけるのに。

俺は、その手を動かすことができなかった。

 

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いろいろ部

「夜の公園には、おばけが出るらしいよ!」

学校でそんな話を耳にした。

 

「もう弟くんったら…おばけ…信じてるんだ?」

 

遊びにいった友達の家で。

お菓子を食べながらおばさんと噂について話をした。

 

──おばけに捕まったら、何かに挟まれて動けなくなっちゃうらしい。

 

そんなことを話しても、おばさんはただ笑うだけだった。

 

どうやら、おばけを信じていないみたいだ。

 

「そういえば弟くん知ってる?夜の公園って星がすっごくキレイなの。」

 

「特に、奥のトイレあたりがよく見えるらしいよ」

 

星。

明かりが多い都会だとあまり星が見えないけど。

あの公園はとても広いから、もしかしたら見えるのかも。

 

おばけのことも興味あるし、星も見てみたい。

そう思って、ぼくはこっそり、一人で夜の公園に行ってみたんだ。

 

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