本気で好きなら何でもできる

俺は、顔本立女かおもとためのことが好きだった。

 

しかし、彼女の口から聞こえた言葉は。

──期待したものとは違ったもので。

 

彼女の振る舞いはいつもと変わらない。

けど、俺の心はどこか宙にぶら下がったままで。

 

「ねぇ、青鳥あおどりくん」

 

友人である院州多絡夢いんすだらくむに連れられるまま、いつものように。

俺達は、放課後の教室に二人でいた。

 

俺こと、青鳥追太郎あおどりついたろう

女子ではあるが、親友といっても過言でない院州多絡夢いんすだらくむ

そして、顔本立女かおもとため

 

俺たち三人は、よく一緒にいることが多かった。

けど。

 

その日を境に。

俺たちの関係はどこか。

 

「キミのことが、好きだから」

 

──以前と、変わったものになっていった。

 

 

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ちょいおね部

「いい?こういうのは遊びっていうのよ」

何度も念を押すように彼女は言う。

 

それは、俺に向けてなのか。

それとも──。

 

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妄想彼女日誌

「卒業するまで」

「君が誰とも付き合わないなら」

 

あの日。

二人で交わした約束。

 

オタクくんは約束を守った。

彼女もまた、約束を守った。

 

そして。

二人の関係はその時から変わらずにいた。

 

──はずだった。

 

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