妄想彼女日誌

「卒業するまで」

「君が誰とも付き合わないなら」

 

あの日。

二人で交わした約束。

 

オタクくんは約束を守った。

彼女もまた、約束を守った。

 

そして。

二人の関係はその時から変わらずにいた。

 

──はずだった。

 

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妄想彼女日誌

女子達から笑われ、一晩中泣いて朝を迎える。

 

「どうしたの?目が真っ赤よ?」

 

ゴミ出しのために外へ出ると、声を掛けてきたのは隣に住んでいる女の人だった。

 

なぜこんな顔になっているのかを、彼女に説明する。

大の男が情けない話だが、それでも彼女は笑うことなく話を聞いてくれた。

 

「そうなんだ。でも、落ち込むことはないと思うの」

 

彼女は優しく、俺に向かって微笑む。

 

身体のラインがくっきりとわかる服装に、目のやり場が困りつつも。

 

「よかったらこの後、私の家でお茶して行かない?」

 

この世間話を自分から切ることはできなかった。

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妄想彼女日誌

まだ彼女が、”友達”だった頃。

「大丈夫だよオタクくん」

「彼女さんもわかってくれるよ」

 

──そして、彼女になった後。

「だめ」

「私がいるでしょ」

 

彼女は、微笑みながら。

 

「他の女の子なんていらないよね?」

 

友達の時とは違った、一面を見せる彼女であった。

 

今日の光ポエム

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闇のポエム

これはまだ、”友達”だった頃。

「大丈夫だよ、オタクくん」

 

首筋に甘い吐息がかかる。

 

「私達、友達だもん」

「だから、浮気じゃないよ」

 

優しく、そしてまとわりつくように。

「ねぇオタクくん」

 

「今だけでいいから。私のこと…」

 

──そう、友達。

友情から来る、スキンシップ…のはずだったが…?

 

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