妄想彼女日誌

今日は女友達と会う予定のオタクくん。

部屋に着くと、申し訳なさそうに彼女は口を開いた。

 

「オタクくんごめんね。実は──」

 

いわゆる女の子の日という奴らしい。

女性との付き合いの上では避けては通れないことだ。

 

「いいの?オタクくん、優しいね」

「大好きだよ」

 

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妄想彼女日誌

「卒業するまで」

「君が誰とも付き合わないなら」

 

あの日。

二人で交わした約束。

 

オタクくんは約束を守った。

彼女もまた、約束を守った。

 

そして。

二人の関係はその時から変わらずにいた。

 

──はずだった。

 

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妄想彼女日誌

女子達から笑われ、一晩中泣いて朝を迎える。

 

「どうしたの?目が真っ赤よ?」

 

ゴミ出しのために外へ出ると、声を掛けてきたのは隣に住んでいる女の人だった。

 

なぜこんな顔になっているのかを、彼女に説明する。

大の男が情けない話だが、それでも彼女は笑うことなく話を聞いてくれた。

 

「そうなんだ。でも、落ち込むことはないと思うの」

 

彼女は優しく、俺に向かって微笑む。

 

身体のラインがくっきりとわかる服装に、目のやり場が困りつつも。

 

「よかったらこの後、私の家でお茶して行かない?」

 

この世間話を自分から切ることはできなかった。

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